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追憶の部屋。

追憶の部屋。

これまで生きてきた中でそう多くはない住まいの記憶を遡ると、

印象に残っている部屋と、なぜか記憶の隅に追いやられている部屋があります。

なぜだろう?と振り返ってみると、それは条件的な部分じゃなくて、

何かに夢中になっている時期とか、さまざまな思い出があるとか

きっと人生のいつ、どのタイミングで住んでいたかが関係するのかな、

などとぼんやりと考えたりしています。

 

健軍商店街からほど近い場所にあるこの部屋は、青春の匂いがする一室です。

1986年に建てられた、3階建てのアパート

飾りっ気のない階段は腰壁の位置に白とベージュのペンキが塗られていて、玄関前続く廊下の天井には目の覚めるようなグリーン。さりげないディティールが“DIY可”の物件らしい佇まいが印象的。

 

玄関に入ると前住人の足跡を感じる真っ白な棚があって、それは玄関側からは靴箱として使えて、裏側のキッチン側に立つと、ちょっとした作業台と食器棚として使えるというもの。

どこでどう調達したのかは定かではありませんが、ここにはピッタリの使い勝手です。

料理や洗濯など家事全般を済ませようとすると、そう広くはない7.5畳のダイニングキッチンで快適に暮らそうとしていた工夫がなんとも愛おしい‥‥。

 

そうか、この部屋は愛されていたんだな、と思わずうれしくなります。

 

改めて室内を見渡すと、タイル張りのキッチン、すりガラスの窓、この部屋にしかない良さがあるよね、と思える味のある空間が広がっています。

南側に面した場所に和室と洋室の2室があって、窓の向こうには横長いバルコニーも。

 

小さいながらプランターを置いてハーブを育ててみたい。

夏はフレッシュなミントで自己流のモヒートなんかを作ったりしてみてもいいですね。

 

カーテンなんかもちゃんとしてなくて、だからこそきっと朝の光がちゃんと射し込んできて、1日の終わりには窓越しに感じる沈みかけた太陽がきれいだったりして、そんな些細なことにじんわり感動できる空間。

 

ごめんなさい、全部妄想です。

でもきっとそんなにハズレてはいないはず。

 

わたしがかつて住んだ記憶の中にある部屋と、ここはちょっと似ているのです。

 

※この物件は現在満室です。あんぐら不動産では物件アーカイブとして掲載しています。

所在地:熊本県熊本市東区南町18-6

価格:

広さ:約42㎡

最寄りのスポット:市電 健軍町徒歩8分

敷金/礼金:敷金・礼金0カ月 ペット飼育時礼金プラス1ヵ月

構造:鉄骨

建築年数:1986年3月

取引態様:媒介

修繕積立金/管理費:

用途地域:

都市計画:

建ぺい率 / 容積率:

情報発信公開日:2023年9月3日

備考(設備など):



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