誰かのDIYごと、引き継ぎます。
ニレノキハウス|DIY賃貸の草分け的存在
「住む」じゃなくて、「つくる」からはじめる。
— そして、誰かの続きを住み継ぐ家。
誰かのあとに住むということは、
たいていの場合、何もなかったこととしてスタートする。
壁は白く、床はピカピカになり、
その部屋にいた誰かの気配は、きれいに消される。
でも、ここはちがう。
ニレノキハウスでは、
前の住人が手を加えたままの空間を、
そのまま引き継ぐことができる。
壁の色も、棚の位置も、床の質感も、
その人なりの暮らし方が、空間に刻まれている。
昭和五十九年に建てられた鉄筋コンクリートの建物。
築四十年を超えたこの住まいは、
古さを言い訳にせず、自由の土台を変えてきた。
今のようにDIYという言葉が広まるずっと前から、
この場所では住む人が、少しずつ部屋に手を加えていた。
もともとの間取りに従わない暮らし方。
自分で選んだ色で塗った壁。
端材で作った収納。
ちょっとしたガタつきや、思い切ったアレンジ。
そういうものが、直されずに、残っている。
それを「不完全」と見るか、「味」と見るか。
そこには、住む人の価値観があらわれる。
完璧じゃない空間を、どう面白がれるか。
すでにあるものを、どう引き受けて、自分のものにしていけるか。
ここでは、暮らすというより、つくるという感覚が強くなる。
ニレノキハウスに必要なのは、
間取り図を見る目よりも、未来を想像する力かもしれない。
自分の手を使って、暮らしを編んでいく。
しかも、その手前には、誰かの物語がある。
この部屋には「まっさらさ」がないかわりに、
あらかじめ込められたエネルギーがある。
引き継がれてきた工夫や、実験や、試行錯誤の跡がある。
それらを受け取って、また次へと渡していくこと。
それが、この家の本質かもしれない。
そして、ニレノキハウスが、
DIY賃貸というスタイルのベンチマーク的存在だということは、
この界隈では、もはや特別なニュースではない。
静かに、しかし確かに、
こういう暮らし方の可能性を、ずっと示し続けてきた場所。
そして最近ルールを変え、ペットとも暮らせるようになった。
(その場合は礼金が一か月分)
敷金も礼金もゼロ。
より自由に余白のある暮らしを、なるべく軽やかにはじめられるように。
ニレノキハウスは、今も変わらず、
「暮らしを引き受けてくれる誰か」を待っています。
※この物件は現在満室です。あんぐら不動産では物件アーカイブとして掲載しています。
所在地:熊本市北区楡木2-8-11
価格:
広さ:約70㎡
最寄りのスポット:サンリブしみず
敷金/礼金:敷金0カ月 礼金0カ月 (ペット飼育時礼金+1ヵ月)
構造:鉄筋コンクリート
建築年数:昭和59年11月
取引態様:代理
修繕積立金/管理費:
用途地域:
都市計画:
建ぺい率 / 容積率:
情報発信公開日:2025年7月12日
備考(設備など):セルフDIY可 ペット可(犬猫相談)
























